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論文

A New approach to extracting biofilm from environmental plastics using ultrasound-assisted syringe treatment for isotopic analyses

Battulga, B.; 安藤 麻里子; 中西 貴宏; 小嵐 淳

Science of the Total Environment, 849, p.157758_1 - 157758_11, 2022/11

 被引用回数:3 パーセンタイル:40.21(Environmental Sciences)

本研究では、マイクロプラスチックの表面に形成されるバイオフィルム(有機付着物)の特性を明らかにするための第一ステップとして、バイオフィルムを分離回収する手法を開発した。茨城県内の河川において、大きさ,色,組成の異なる様々なマイクロプラスチック試料を採取した。それらの試料に超音波処理を行った後、シリンジを用いた方法により有機付着物を溶液として分離回収した。バイオフィルム由来の有機物から放射性セシウムが検出され、マイクロプラスチックが河川生態系における放射性核種の輸送媒体としての役割を果たすことが示唆された。また、有機物の安定炭素・窒素同位体の分析にも成功した。本手法は、マイクロプラスチックの状態や環境中における物質循環への寄与を解明するために有効である。

論文

Laser detection of surface acoustic waves as a method of measuring an Ar ion beam modification of carbon thin film

北澤 真一; Putra, P.; 境 誠司; 鳴海 一雅; 楢本 洋; 山本 春也; 千葉 敦也

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 206, p.952 - 955, 2003/05

 被引用回数:6 パーセンタイル:43.05(Instruments & Instrumentation)

パルス的なエネルギーの衝撃によって発生する弾性波は、衝撃を受けた物質の弾性的な性質を反映する。表面弾性(SAW)は、非破壊的に薄膜の性質を調べるのに有効な手段である。本研究では、パルス・レーザーによって発生したSAWをプローブ・レーザーで検出した。この検出方法で、13keVArイオンによってアモルファスカーボン薄膜が改質される様子を、SAWの伝播速度の変化を観察した。その結果、剛性率の変化により、伝播速度が変化する様子を観測した。

論文

Coarsening dynamics and surface instability during ion-beam-assisted growth of amorphous diamondlike carbon

Zhu, X. D.; 楢本 洋; Xu, Y.; 鳴海 一雅; 宮下 喜好*

Physical Review B, 66(16), p.165426_1 - 165426_5, 2002/10

 被引用回数:14 パーセンタイル:57.54(Materials Science, Multidisciplinary)

フラーレンの蒸着と同時にイオン照射を行い、炭素同素体変換過程を含んだ蒸着とスパッターリングが競合するなかで誘起されるナノサイズのパターン形成について考察した論文である。通常炭素系非晶質に対するイオン照射では表面が平滑化するの通常の結論であるが、ここでは逆の結果が得られた。これは、フラーレンへのイオン照射による同素体変換によりどのような結合状態の炭素物質が核生成するかに依存することを示した。

論文

Modification of carbon related films with ion beams

楢本 洋; Xu, Y.; 鳴海 一雅; Zhu, X.; Vacik, J.; 山本 春也; 宮下 喜好*

JAERI-Review 2001-039, TIARA Annual Report 2000, p.183 - 185, 2001/11

イオンビーム蒸着法、及びイオンビーム誘起蒸着法を用いて合成した炭素薄膜に関する、構造状態評価、及び表面形態評価に関する報告である。イオンビーム蒸着からは、非晶質膜中に混在するナノダイアモンドが見つかり、DLC膜の研究者にインパクトを与えた。一方イオンビーム誘起蒸着法でも、イオン電流の値を大きくすると、高圧下で観察されているHCPナノダイアモンドの生成を確認することができた。

論文

Mass-density-modulated structures of crystalline hydrogenated carbon films

Zhang, Z.; 鳴海 一雅; 楢本 洋

Applied Physics Letters, 79(18), p.2934 - 2936, 2001/10

 被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Applied)

本研究は、RFプラズマ蒸着法で作製した結晶性炭化水素薄膜について、ラマン分光法,X線回折法,光学吸収分光法などで系統的に調べた結果に関する報告である。その結果、この方法では、RF出力を調整することにより、密度や光学バンドギャップを調整した多層膜を作製可能であることを示した。

論文

Structural change of a hydrogenerated carbon film upon heating

Zhang, Z.; 鳴海 一雅; 楢本 洋

Journal of Physics; Condensed Matter, 13(22), p.L425 - L481, 2001/06

プラズマCVD法により、水素を含有した準安定な炭素薄膜を作製して、その熱処理挙動を、X線回折法,ラマン分光法及び光吸収分光法により解析した。その結果、水素量の変化に対応して、高温処理により密度が増加した。一方光学バンドギャップ値は、400度での処理の後は、2.55eVから1.1eVへと半減した。これは炭素膜の黒鉛結晶化と関係があることを示した。

論文

A Crystalline hydrogenated carbon film obtained by plasma enhanced chemical vapor deposition

Zhang, Z.*; 鳴海 一雅; 楢本 洋; Wu, Z.*; 山本 春也; 宮下 敦巳; 玉田 正男

Journal of Applied Physics, 86(3), p.1317 - 1321, 1999/08

 被引用回数:11 パーセンタイル:48.49(Physics, Applied)

水素化炭素薄膜をSi(001)上に形成した。ここでプラズマ出力を調整することにより、密度や光学バンドギャップの異なる結晶性薄膜を作成可能であることを見いだした。その中で、水素を最も多く含有する薄膜についていくつかの物性値を評価した結果についての報告である。(1)密度:1.20gr/cm$$^{3}$$,(2)光学バンドギャップ2.75eV、(3)膜中の水素は200$$^{circ}$$C以上で放出され、それに伴い光学バンドギャップ値の減少が見られた。

論文

The Effect of sputtering ions on the structure and properties of diamond-like carbon films

Zhang, Z.; 鳴海 一雅; 楢本 洋; Wu, Z.*; 山本 春也; 宮下 敦巳

Journal of Physics; Condensed Matter, 11(25), p.L273 - L277, 1999/06

 被引用回数:3 パーセンタイル:13.27(Physics, Condensed Matter)

炭素薄膜をスパッターリング法により作成して、その構造及び光学特性について評価した報告である。基板には$$alpha$$-Al$$_{2}$$O$$_{3}$$(0001)を用い、スパッターリング用イオン種には、3keVCH$$_{4+}$$, N$$^{+}$$,Ar$$^{+}$$を用いた。結合状態の評価のために、オージェ電子分光及び顕微ラマン分光法を利用した。また光学特性の評価のため、顕微可視光分光計を反射モードで用いた。これらの解析の結果、CH$$_{4+}$$やN$$^{+}$$イオンを用いた場合、SP$$^{3}$$結合の割合が高く、それに対応して光学バンドギャップも$$sim$$1.75eVから2.7eVへと大きく変化することを明らかにした。

論文

Characterisation of oxide films formed on steel surface in BWR environment

亀尾 裕

Proceedings of OECD/NEA Workshop on Evaluation of Speciation Technology, p.241 - 245, 1999/00

原子炉施設の廃止措置において発生する機器配管等に対して除染を実施することは、廃棄物発生量を低減するうえで非常に重要である。原子炉冷却系配管の汚染は、冷却水中の放射性核種が配管表面に生成した酸化物層に取り込まれることにより引き起こされることが知られており、適用する除染方法の選択や、除染条件を最適化するためには、放射性核種を含む配管表面の酸化物層の性質を把握することが重要である。BWR環境下を模擬したオートクレーブ中で鋼材表面に酸化物層を生成させ、XPS,AES,EPMA等により分析を行った。当該環境における鋼材表面には、価数の高い金属酸化物から構成される外層と価数の低い金属酸化物から構成される内層とが観察された。これは内層への酸素の拡散が制限されることに起因すると考えられる。

口頭

A New approach to extracting biofilm from environmental plastics using ultrasound-assisted syringe treatment for isotopic analyses

Battulga, B.; 安藤 麻里子; 小嵐 淳

no journal, , 

本研究では、マイクロプラスチックの表面に形成されるバイオフィルム(有機付着物)の特性を明らかにするための第一ステップとして、バイオフィルムを分離回収する手法を開発した。茨城県内の河川において、大きさ、色、組成の異なる様々なマイクロプラスチック試料を採取した。それらの試料に超音波処理を行った後、シリンジを用いた方法により有機付着物を溶液として分離回収した。バイオフィルム由来の有機物から放射性セシウムが検出され、マイクロプラスチックが河川生態系における放射性核種の輸送媒体としての役割を果たすことが示唆された。また、有機物の安定炭素・窒素同位体の分析にも成功した。本手法は、マイクロプラスチックの状態や環境中における物質循環への寄与を解明するために有効である。

口頭

Characterizations of formed biofilms and microbial communities on microplastics in coastal rivers of Japan

Battulga, B.; 中山 理智; 安藤 麻里子; 小嵐 淳

no journal, , 

水環境中のプラスチックは長期間生態系への影響が懸念されることから関心が高まっている。本研究では、バイオフィルムが水環境中の有機物循環に与える影響を明らかにするため、日本の沿岸河川におけるマイクロプラスチックに含まれる微生物群の構成とバイオフィルムの特徴に着目した。本研究の目的は、マイクロプラスチックの微生物バイオフィルムを抽出して、マイクロプラスチック・表層水・土壌に含まれる微生物群の構成等を明らかにすることである。試料は2021年から2022年の異なる季節において2つの沿岸河川で採取した。マクロプラスチックからバイオフィルムを抽出するため、超音波シリンジ処理を用いた分析法を新たに開発した。分析の結果、マイクロプラスチックの形態や微生物の分類とともに、それらの季節変動が明らかになった。

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